オリーブオイルを飲むデメリットとは?毎日続ける前に知っておきたい注意点と適量の目安

オリーブオイルは、パンやサラダにかけるだけでなく、「毎日スプーン1杯を飲むと健康にいい」と紹介されることもありますよね。実際、オレイン酸を多く含む油として、食生活に取り入れやすい存在です。

ただし、体によさそうだからと量を考えずに飲み続けるのは少し待ってください。オリーブオイルも油ですから、摂り方によってはカロリーオーバーや胃腸の不調につながることがあるんです。

この記事では、オリーブオイルを飲むデメリットや注意点、毎日続ける場合の適量の目安を、できるだけわかりやすくまとめます。飲むこと自体が目的になっていないか、一緒に確認していきましょう。

オリーブオイルを飲む前に知っておきたい基礎知識

オリーブオイルは健康食品ではなく「油」

オリーブオイルには、オレイン酸と呼ばれる一価不飽和脂肪酸が多く含まれています。一般的に、脂質のなかでは比較的取り入れやすい油とされていますが、どれだけ飲んでもよいという意味ではありません。

油は1gあたり約9kcalあります。大さじ1杯、約12gならおよそ110kcalになるため、料理に使った油とは別に飲めば、その分だけ摂取エネルギーが増えてしまうんです。

「飲む」よりも食事全体で考える

オリーブオイルのメリットだけに目を向けると、「毎日足せば健康になれる」と考えがちです。でも、食事のバランスを変えずにオイルだけ追加しても、必ずしもよい結果につながるとは限りません。

たとえば、揚げ物や脂身の多い肉を食べた日に、さらにオリーブオイルを飲むケースです。油の種類を変えただけで、脂質の摂り過ぎが解決するわけではないんですよね。

エキストラバージンなら何でも安心とは限らない

エキストラバージンオリーブオイルは、オリーブの果実から得られたオイルのうち、一定の基準を満たしたものを指します。ただ、表示だけで味や鮮度まで完全に判断できるわけではありません。

また、「ピュア」と書かれている商品は、純粋で特別に上質という意味ではなく、精製したオイルなどをブレンドしたタイプを指すことがあります。名前の印象だけで選ばず、原材料名や保存方法も確認したいところです。

オリーブオイルのボトルと注意マークが並んだ警告を示す画像

オリーブオイルを飲む主なデメリットと注意点

カロリーオーバーで体重が増えることがある

オリーブオイルを飲むデメリットとして、まず押さえたいのがカロリーです。スプーン1杯程度なら少量に感じますが、朝晩に大さじ1杯ずつ飲めば、1日で約220kcalになります。

これはおにぎり1個分に近いエネルギーです。食事量を変えないまま追加していけば、少しずつ体重に影響する可能性がありますし、減量中の方には見過ごせない数字ですよね。

下痢や腹痛、胃もたれにつながる場合がある

油を一度に多く飲むと、胃が重く感じたり、吐き気や腹痛が出たりすることがあります。人によっては便がゆるくなり、下痢のような状態になることもあるんです。

とくに空腹時に原液を飲む方法は、胃腸への刺激を感じやすいかもしれません。初めて試すなら、いきなり大さじ1杯ではなく、小さじ1杯ほどから様子を見るほうが安心です。

胸やけやアレルギーにも気をつける

脂質の摂取後に胃酸が上がりやすい方は、オリーブオイルを飲むことで胸やけやげっぷを感じる場合があります。逆流性食道炎などで症状が気になる方は、自己判断で量を増やさないほうがよいでしょう。

頻度は高くありませんが、オリーブやオリーブオイルに反応して、口のかゆみ、じんましん、腹部の不快感などが出る可能性もあります。違和感が出たら中止し、症状が強い場合や続く場合は医療機関へ相談してください。

品質や保存状態が悪いオリーブオイルにも注意

苦味や辛味は必ずしも悪いサインではない

エキストラバージンオリーブオイルを口にすると、苦味やピリッとした辛味を感じることがあります。これはオリーブ由来の成分によることがあり、苦いから傷んでいるとは限りません。

むしろ、品種や収穫時期によって味わいは大きく変わります。ただし、苦味とは別に、カビっぽいにおい、クレヨンのようなにおい、古いナッツのような異臭があるなら、無理に飲まないでください。

光と温度で風味が落ちやすい

オリーブオイルは、光や高温の影響を受けやすい食品です。コンロのすぐ横や、日差しの当たる窓辺に置いていると、開封後の風味が早く変わることがあります。

保存するなら、直射日光を避けた涼しい場所が基本です。冷蔵庫に入れると白く固まることがありますが、品質が必ずしも悪くなったわけではありません。使う前に常温へ戻せば、液体に戻ることが多いですよ。

大容量より使い切れるサイズを選ぶ

お得だからと大きなボトルを買っても、開封後に長期間置けば、香りや味が落ちやすくなります。飲む目的ならなおさら、少量サイズを選び、開封後はなるべく早めに使い切ることが大切です。

ボトルの口やキャップに油が付いたままだと、そこからにおいの変化を感じることもあります。使用後は口元を拭き、しっかり閉める。この小さな手入れが、意外と効いてきます。

小さなスプーンに計量されたオリーブオイルと健康的な食事の組み合わせ

毎日続けるなら?適量と取り入れ方のコツ

最初は小さじ1杯から試す

オリーブオイルを飲む場合、まずは小さじ1杯、約5ml程度から始めるのが無難です。胃腸の調子や便通に変化がないかを見ながら、無理のない範囲で調整してください。

一般的な目安として大さじ1杯程度が紹介されることもありますが、これは全員に必要な量ではありません。普段の食事で油を使っているなら、その分を差し引いて考える必要があります。

「追加」ではなく料理の油と置き換える

飲む習慣を続けたいなら、いつもの食事に足すのではなく、別の油やドレッシングと置き換える方法がおすすめです。サラダのドレッシングをオリーブオイル小さじ1杯にするだけでも、摂り過ぎを防ぎやすくなります。

トマトや豆、魚、野菜などと合わせれば、オイルだけを飲むより食事として満足しやすくなります。パンに少量つける、スープに回しかける、蒸し野菜に使うといった方法も取り入れやすいですよ。

体調や目的に合わなければ中止する

便秘対策や美容目的で始めても、体に合わなければ続ける必要はありません。腹痛、下痢、胸やけ、吐き気などが続くなら、量を減らすか、いったん中止しましょう。

持病がある方、消化器症状が強い方、食事制限をしている方は、飲み始める前に医療機関へ相談すると安心です。健康のための習慣が、負担になってしまっては本末転倒ですからね。

オリーブオイルを飲むデメリットに関するよくある質問

Q1. オリーブオイルは毎日飲んでも大丈夫ですか?

少量で体調に問題がなければ、毎日取り入れること自体は可能です。ただし、料理に使う油も含めた脂質とカロリーの合計を考える必要があります。

まずは小さじ1杯程度から始め、体重や胃腸の状態を確認しましょう。飲むことにこだわらず、料理に使う方法へ切り替えても問題ありません。

Q2. 空腹時に飲むと効果が高いのでしょうか?

空腹時に飲むことで、特別に効果が高まると断定できるわけではありません。むしろ、人によっては胃もたれや胸やけ、下痢を起こしやすくなることがあります。

試すなら、食事と一緒に少量を摂るほうが負担を抑えやすいでしょう。体調に合わない場合は、すぐにやめてください。

Q3. 苦いオリーブオイルは捨てるべきですか?

苦味や辛味だけなら、オリーブ由来の風味である可能性があります。香りがフレッシュで、酸っぱい異臭やカビ臭さがなければ、料理に使えることもあります。

一方で、油が古くなったようなにおい、カビっぽいにおい、明らかな違和感がある場合は飲食を避けましょう。味に自信がないときは、無理に使い切らないことも大切です。

まとめ

オリーブオイルを飲むデメリットは、カロリーオーバー、胃腸の不調、胸やけ、アレルギー、品質劣化した油を摂ってしまう可能性などです。体によいイメージがあっても、オリーブオイルはあくまで油。量を増やすほどよいものではありません。

続けるなら小さじ1杯程度から始め、普段使っている油との置き換えとして考えるのが基本です。保存状態や香りも確認しながら、自分の体調と食事全体に合う方法で、無理なく取り入れていきましょう。

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