甘酒は「体によさそう」「飲む点滴」といったイメージがありますが、たくさん飲めばそのぶん体にいい、というわけではありません。
結論からいうと、甘酒を飲み過ぎると、糖質やカロリーのとり過ぎになりやすいです。文部科学省の食品成分データベースでは、甘酒は100gあたり76kcalです。甘酒は飲み物なので量が増えやすく、何杯も飲むとエネルギー摂取が積み上がりやすい食品です。
また、厚生労働省の資料では、糖類の過剰摂取は肥満やむし歯の原因になるとされています。甘酒は商品によって原料や甘さが違いますが、甘みのある飲み物である以上、飲み過ぎには注意が必要です。
甘酒を飲み過ぎると起こりやすいこと
1. 糖質のとり過ぎになりやすい
甘酒は、飲みやすいわりに糖質をとりやすい飲み物です。文部科学省の成分表では、甘酒100gあたり炭水化物18.3gとされています。コップ1杯分を飲むと、それなりの糖質量になります。
厚生労働省は、単糖や二糖類などの糖類の過剰摂取について、肥満やう歯の原因となることは広く知られているとしています。毎日何杯も飲んだり、ほかの甘い飲み物やおやつと重ねたりすると、全体の糖質量は増えやすいです。
2. カロリーオーバーにつながりやすい
甘酒は「健康的な飲み物」と思われやすいですが、カロリーがゼロではありません。100gあたり76kcalなので、飲む量が増えるほどエネルギー摂取も増えます。
厚生労働省の食生活改善指導担当者向け資料でも、糖質を過剰摂取した場合、余剰分は脂質に変換され貯蔵されると説明されています。つまり、甘酒も飲み過ぎれば体重管理の面では不利になりやすいです。
3. 甘さで胃が重く感じることがある
今回確認した公的情報では、「甘酒の飲み過ぎで必ず胃もたれする」と断定した一次資料は見当たりませんでした。ですが、甘酒は炭水化物を多く含む甘い飲み物なので、一度にたくさん飲むと重たく感じる人はいて不思議ではありません。 これは成分値から考えられる実用的な見方です。
特に空腹時に一気に飲んだり、濃いタイプの甘酒を続けて飲んだりすると、甘さが負担になることがあります。ここは体質差も大きい部分です。
甘酒は種類によって注意点が違う
甘酒には大きく分けて、米麹甘酒と酒粕甘酒の2種類があります。農林水産省は、甘酒は大きく分けてこの2つがあり、麹甘酒はアルコールを含まない一方、酒粕甘酒はアルコールをほとんど含むと説明しています。
米麹甘酒
米麹甘酒は、米や米麹のでんぷんが糖化されて自然な甘みが出るタイプです。マルコメの製品情報でも、糀甘酒は**砂糖不使用・アルコール0%**と案内されています。
つまり、米麹甘酒はアルコールの心配は少ない一方で、甘みがあるぶん飲み過ぎると糖質のとり過ぎになりやすいです。
酒粕甘酒
酒粕甘酒は、酒粕を使うためアルコールが含まれることがあります。農林水産省の資料でも、酒粕甘酒はアルコールが含まれているため、飲めない人がいると説明されています。
そのため、酒粕甘酒では糖質やカロリーだけでなく、アルコールにも注意が必要です。子どもやアルコールに弱い人、妊娠中の人、運転前などは特に気をつけたいところです。これは酒粕甘酒の性質から見た実用的な注意です。
甘酒はどのくらいから飲み過ぎ?
ここは気になるところですが、公的に「甘酒は1日何mlまで」と一律に決まった基準は、今回確認した範囲では見当たりませんでした。
ただ、甘酒は100gあたり76kcal、炭水化物18.3gあるので、コップ何杯も習慣的に飲むと、糖質もカロリーも増えやすいと考えられます。特に、甘酒に加えてお菓子や甘い飲み物も多い生活だと、全体の摂取量がかさみやすいです。
なので、健康目的で飲む場合でも、少量を楽しむくらいが現実的です。
飲み過ぎたときに気をつけたいこと
甘酒をたくさん飲んでしまったとき、すぐに重い問題になることが多いとは限りません。ですが、
- 甘さで気分が悪い
- 胃が重い
- 何杯も飲んでしまった
- 酒粕甘酒で少し酔った感じがする
こうした場合は、それ以上飲まずに様子を見るほうが無難です。
特に酒粕甘酒はアルコールを含むことがあるため、「甘い飲み物だから大丈夫」と思い込まないことが大切です。
甘酒を飲み過ぎないコツ
甘酒は、たくさん飲むより量を決めて飲むほうが続けやすいです。
たとえば、
- 小さいコップ1杯にする
- 毎日何杯も飲まない
- ほかの甘い飲み物と重ねない
- 酒粕甘酒はアルコールの有無を確認する
このあたりを意識すると、飲み過ぎを防ぎやすいです。根拠として重要なのは、甘酒が糖質とカロリーを含むこと、酒粕タイプではアルコールにも注意が必要なことです。
まとめ
甘酒を飲み過ぎると、主に糖質やカロリーのとり過ぎにつながりやすいです。甘酒は100gあたり76kcal、炭水化物18.3gあります。健康的なイメージがあっても、飲み過ぎれば別です。
また、厚生労働省は糖類の過剰摂取が肥満やむし歯の原因になるとしています。甘酒も甘い飲み物のひとつとして、量には気をつけたいところです。
さらに、甘酒には米麹甘酒と酒粕甘酒があり、酒粕甘酒にはアルコールが含まれることがあります。飲む人や場面によっては、この違いも大事です。
迷ったら、こう覚えておくとわかりやすいです。
- 甘酒は体によさそうでも飲み過ぎは別
- 飲み過ぎると糖質・カロリーが増えやすい
- 酒粕甘酒はアルコールにも注意
- 毎日なら少量を意識する