梅干しはごはんのお供として人気ですが、好きだからと何個も食べると「食べ過ぎるとどうなるの?」と気になりますよね。
結論からいうと、梅干しの食べ過ぎでいちばん気をつけたいのは塩分のとり過ぎです。文部科学省の日本食品標準成分表では、梅干しのうち「塩漬」は100gあたり食塩相当量18.2g、「調味漬」でも100gあたり7.6gあります。農林水産省も、梅干しには塩分が多く含まれるため食べ過ぎに注意と案内しています。
この記事では、梅干しを食べ過ぎると何が起こりやすいのか、どのくらいから気をつけたいのかを、わかりやすくまとめます。
梅干しを食べ過ぎると起こりやすいこと
1. 塩分のとり過ぎになりやすい
梅干しは小さいですが、塩分がかなり多い食品です。厚生労働省の資料では、成人の食塩摂取の目標量は男性7.5g未満、女性6.5g未満とされています。梅干しは種類によって塩分量に差がありますが、塩分が高いタイプを何個も食べると、1日の目標量にかなり近づくことがあります。
しかも、塩分は梅干しだけでなく、味噌汁、漬物、しょうゆ、加工食品などからも入ってきます。なので、梅干しをたくさん食べると、食事全体で塩分オーバーになりやすいです。日本人の実際の食塩摂取量の平均は20歳以上で1日9.8g、男性10.7g、女性9.1gと報告されており、すでに目標量を上回っています。
2. むくみやすくなることがある
食品安全委員会は、塩をとり過ぎると体内の塩分が濃くなりすぎて、むくみの原因になると説明しています。梅干しそのものが直ちにむくみを起こすというより、塩分の多い食品を重ねて食べた結果として起こりやすいと考えるのが自然です。
「梅干しを食べたらのどが渇く」「翌日ちょっとむくむ気がする」という感覚は、こうした塩分の影響とつながることがあります。
3. 高血圧や腎臓への負担につながることがある
食品安全委員会は、塩のとり過ぎは高血圧や腎臓病などの原因になると案内しています。もちろん、梅干しを1回多く食べたからすぐ病気になるわけではありません。ですが、塩分の多い食習慣が続くことは体にとってマイナスになりやすいです。
特に、もともと血圧が高めの人や、塩分を控えるよう言われている人は、梅干しの食べ過ぎにより注意したほうが安心です。これは塩分制限の基本的な考え方から見ても自然です。
梅干しはどのくらいで「食べ過ぎ」?
ここは気になるところですが、梅干しは1日何個までと一律に決まっているわけではありません。 なぜなら、梅干しは商品によって塩分量がかなり違うからです。文部科学省の成分表でも、「塩漬」は100gあたり18.2g、「調味漬」は100gあたり7.6gと差があります。
そのため、「何個食べたか」だけでなく、どのタイプの梅干しかを見ることが大切です。昔ながらのしょっぱい梅干しは、減塩タイプやはちみつ梅より塩分が高いことが多いです。農林水産省も、塩分を減らしたものやはちみつに漬けたものなど、いろいろな梅干しがあると紹介しています。
一度に食べ過ぎたらすぐ危険?
通常は、少し多く食べたからといってすぐ重い問題になることは多くありません。 ただ、塩分が多いものを一度に食べると、
- のどが渇く
- 口の中がしょっぱく感じる
- 体がむくむ感じがする
- 胃が重いと感じる
といったことはありえます。ここは梅干しの塩分量と、塩分過多で起こりやすい一般的な体の反応を踏まえた実用的な整理です。
ただし、日常的に食べ過ぎる状態が続くと、食生活全体の塩分が高くなりやすい点は見逃せません。
梅干しの食べ過ぎでお腹をこわすことはある?
今回確認できた公的情報では、「梅干しの食べ過ぎで必ず腹痛や下痢になる」と明記した一次資料は十分に見つかりませんでした。なので、ここは断定しないほうが正確です。
ただ、強い酸味や塩分で胃に刺激を感じる人はいると考えられます。とくに空腹時に何個も食べると、しょっぱさや酸っぱさでつらく感じることはありえます。これは梅干しの性質からの実用的な見方です。
食べ過ぎないための考え方
梅干しは「体によさそう」という印象が強いですが、健康にいい面があることと、いくらでも食べていいことは別です。農林水産省も、梅干しには塩分が多いので食べ過ぎ注意と案内しています。
気をつけたいのは、梅干し単体よりも食事全体の塩分です。たとえば、梅干しを食べる日に、
- 味噌汁
- 漬物
- 塩鮭
- しょうゆ多めのおかず
が重なると、かなり塩分が増えやすいです。日本人の平均摂取量がすでに高めであることを考えると、梅干しも「塩分源のひとつ」として見たほうが分かりやすいです。
まとめ
梅干しを食べ過ぎると、主に塩分のとり過ぎにつながります。梅干しの塩分量は商品によって差がありますが、文部科学省の成分表では、塩漬で100gあたり18.2g、調味漬で100gあたり7.6gです。
塩分をとり過ぎると、食品安全委員会が説明するように、むくみ、高血圧、腎臓への負担につながることがあります。
また、厚生労働省の資料では、成人の食塩摂取目標量は男性7.5g未満、女性6.5g未満とされており、日本人の平均摂取量はそれを上回っています。だからこそ、梅干しも「少量を楽しむ食品」と考えるのが安心です。
迷ったら、こう覚えておくと分かりやすいです。
- 梅干しの食べ過ぎで気をつけたいのは塩分
- 昔ながらのしょっぱい梅干しは特に注意
- 1日の塩分は梅干し以外の食事からも入る
- 血圧や塩分制限が気になる人は食べ過ぎないほうが安心